

おにぎりをなぜ温めるのか。沖縄のコメ事情にも理由がある。沖縄は古米移入率が高いため、ご飯は冷えるとパサパサしておいしくない。また、気温や湿度が高いので食べ物が傷みやすいこともあり、時間がたった食べ物やご飯は必ず再加熱して食べる。つまり生活の知恵なのだ。もともと、寿司のように冷たいご飯を食べる習慣がないのも理由のひとつだろう。店員が勝手に温めることもよくあるので、イヤな人は目を光らせておき、レンジに入れようとしたら制止しなければならない。しかし、内地出身の知り合いは、油断していて温められた梅おにぎりをしょっちゅう食べているうちに、その味わいにハマったとか。「焼き梅干しって最近ブームでしょ。似たようなもんよ」というが、違うと思う。近所のコンビニで尋ねてみたことがある。「あの、なぜ沖縄ではおにぎりを温めるんでしょうか」。バイトの金髪ギャルが、レジを打つ手を止めた。完全に怪しいものを見る目つきになっている。あわてて「県外だと温めないらしいんですよ」といい足した。金髪ギャルは「ああ……」と力なく考えあぐねる。そしていった。「温かいほうがおいしいからじゃないっすかねえ。できたてみたいで」。おにぎりはできたての温かいほうかおいしい。だから、具が梅だろうがマグロのヅケだろうが温めてしまう。その乱暴な心意気に、沖縄のホスピタリティーが表れているのかもしれない。そんなことを考えつつ、ホカホカのオニポーを持って、その日はコンビニを後にした。沖縄旅行のときは沖縄ならではのことに驚くことが多いかもしれないが、そこも沖縄の魅力である。
感染事故を防ぐために、どうすればいいのか。管理者サイドが衛生管理を徹底すべきなのだが、ともすれば、本来の温泉入浴の目的とはかけ離れた、極端な対応が取られてしまっている現実もある。レジオネラ菌などの殺菌・消毒のため、たいていの場合、塩素を使用する。それは塩素が殺菌・消毒にもっとも効果があるからだ。しかし、混入した塩素の濃度にもよるが、大量の塩素が入ったお湯は、皮膚の弱い人に塩素性皮膚炎を発症させる可能性がある。もし、アトピー性皮膚炎や肌アレルギーの方がそんなお湯につかったら、ますます症状がひどくなる。さらに、塩素は人間の肌から出る老廃物を、お湯のなかに溶かし込む。そんな老廃物が完全に濾過されないまま、循環しかねないのだ。そして何より、大量の塩素が混入されたお湯は、もはや源泉の温泉成分とは別物になっていることは明らか。循環湯ならなおさらで、何度も循環されるうちに温泉成分は薄まっていき、そこに大量の塩素が加われば、もはや温泉とはいいがたくなる。近くの源泉から引き込んで、「かけ流し」にしている温泉施設なら、お湯を塩素消毒させる必要は、まずない。最近、新しい温泉施設ではとくに、浴槽につかるとプ〜ンとカルキ臭(塩素臭)がする温泉が増えている。そんな温泉は避けてもらいたい。夕日ヶ浦温泉は、「かけ流し」の温泉のため、その心配はなさそうだ。